勤務形態について知っておく
介護職で活躍したいのなら勤務形態について知っておく必要があります。
介護病院や介護施設、または地域包括支援センターや在宅介護まで、介護職には数多くの職場が用意されています。
仕事をおこなう上で重要となってくる仕事の形態、すなわち就業形態もさまざまな形で存在しているのが実情です。
まず、もっともポピュラーな形態となるのが、2交代制勤務と呼ばれる日勤と夜勤を交互にこなす形態です。
日本医療労働組合連合会が発表している介護職の夜勤実態の資料などでは、介護職の半分以上が週16時間以上の夜勤をしているとされていて、その数値は特別養護老人ホームなどでは跳ね上がります。
もちろん、子育てや自分の介護の問題などで、夜勤が難しいという場合には勤務先と相談することによって回避できますが、原則として介護業界では夜勤が必須となってきます。
2交代制勤務では、連休がとれやすいなどのメリットもあります。
3交代制勤務とは、比較的大規模の施設などで導入している形態で、日勤に、準夜勤、深夜勤の3つからなる形態です。
準夜勤は夕方から深夜、深夜勤ではそこから日勤スタッフの出社までを担当します。
この場合は、夜勤の勤務時間が減少するなど働く側の負担が大きく軽減されるのがメリットです。
また、ここに早番や遅番などの日勤の勤務時間を少しずらした形態を導入する施設も一定数存在しています。
以上のように、介護業界では多様な就業形態が用意されていて、要介護者の不測の事態にも対応できるようになっています。
介護業界で働く際には、自分に適した働き方を選ぶというのがよりより働き方につながるのです。